醸造の町摂田屋の風景
お話を撮影させていただいた後、中村さんの案内で摂田屋の町を歩いてみました。
置かれた大きなしょうゆ樽。蔦の這う建物。古い看板。
町には、味噌、しょう油、酒など、醸造に関係するお店や会社が立ち並んでいます。
町をぐるっと歩いても30分程度。散歩がてら回るのにちょうど良い距離です。散策案内図も置かれています。
仕込みの時期になると、どこからともなく、しょう油みそのいい香りが漂ってくる。そして人がその町で普通に暮らしている。
「生きた文化遺産」がそこにはあります。
サフラン酒の蔵の鏝絵
サフラン酒の蔵の扉には鮮やかな絵が描かれています。これは鏝絵(こてえ)と呼ばれるもので、油絵のように、漆喰の上に色をつけた漆喰を盛って描かれています。
作家の荒俣宏さんもこの鏝絵に関心を持ち、鏝絵保存のために協力してくれているそうです。
人の住む町。醸造の町。
中村さんのお話を聞くと、保存の大切さ、それと同時に難しさも知ることができます。
「自分の町を慈しむことで、潤いのある、個性のある町になる。」
中村さんは言います。
まずは、自分の町を知ること。そして慈しむこと。
これからの町並みの保存、そしてNPOの活動について。
大変興味深いお話です。